数える→合わせる、比べる→確かめる、集める→理由を見つける。実物を使い、子どもの気づきを一緒に楽しむことから始めます。
年中の家庭学習は、見方を広げる時間に。
4歳・5歳になると、数を数えることに加えて「合わせたらいくつ」「ひとつ多いのは」といった関係へ、遊びの中で触れられます。ただし、年齢で一律にできるようになるわけではありません。いま楽しめる内容を入り口にしましょう。
すぐに紙や画面の難しい問題へ進める必要はありません。実物を並べる、動かす、違いを話す。それから画面でも確かめる、という順番もあります。幼児の勉強を、座って正解する時間だけにしないことが大切です。
りんごが3個あるのはどれ?
同じ数を見つける。合わせて4個になる組はどれ?
二つのまとまりをつなげる。「できるから次へ」だけでなく、「別の方法でも試せるかな」と同じ内容を深める見方も持ってみてください。
数・比較・分類を、暮らしで試してみる。
数の構成:おやつを4個、分けてみる。
4個のおやつを、二つのお皿に分けます。1個と3個、2個と2個。「違う分け方もあるかな?」と聞いてみましょう。式を書いたり、暗算で答えたりすることは求めず、実物を動かして確かめます。
比較:曲がったひもを、伸ばしてみる。
2本のひもを違う形に置き、「どちらが長いと思う?」と聞きます。そのあと端をそろえて伸ばします。最初の予想が違っても、「確かめ方を見つけたね」と、比べるための工夫に目を向けましょう。
分類:同じ物を、違うきまりで分ける。
積み木を形ごとに分けたら、次は色ごとに分けます。「赤くて、四角いもの」のように条件を二つにしても構いません。難しいときは一つの条件へ戻し、見つけやすい数から始めます。
「なぜ?」が難しい日は、指さしから。
年中でも、考えた理由を言葉で説明するのは難しいことがあります。「どうして?」を続けて質問すると、試されているように感じることも。答え方を限定せず、指さしや実物の動きで伝えてもらいましょう。
どうして? ちゃんと説明して。
説明そのものが負担になることも。どこを見たの? ここを一緒に数えてみようか。
見ていた場所や手順を確かめる。「同じ色を見つけたんだね」と、保護者が見えたことを言葉にしても大丈夫です。正解した場合も、別の考え方があれば聞いてみましょう。説明の上手さを評価するための時間にはしないでください。
短いセットを、気持ちよく終える。
始める前に、一つだけ選ぶ。
夕食の前、絵本のあとなど、生活の中で無理のないタイミングを選びます。疲れている日や、他の遊びに夢中な日はお休みでも構いません。
困ったら、難しさの理由を分ける。
内容が難しいのか、問題文が長いのか、操作がしづらいのかを見ます。読み上げたり、タップに変えたり、実物へ戻したりして試してみましょう。
終わる合図を決めておく。
「この1問でおしまい」と見通しを伝えます。続けたくなっても、次の楽しみに残す方法があります。何問できたかより、また試したい気持ちを大切にします。
教材を選ぶ前の、4つの確認。
- 内容の意味が分かる絵や言葉になっているか。
- 考えた答えを、操作で表せるか。
- 親子で同じ画面を見て話せるか。
- 問題数・時間・予算が、家庭の負担にならないか。
アプリはすぐに試せる良さ、紙は描く・線を引く良さ、実物は立体を触って確かめる良さがあります。4歳・5歳の家庭学習では、一つの教材ですべてを扱おうとせず、目的に合わせて組み合わせてみましょう。
年中まなびの9問体験では、数の構成、広さ、重さの関係、条件分類などに触れます。学力を測定するテストではなく、教材との相性を確かめるために使ってください。
年中の家庭学習、よくある質問。
毎日、何分必要ですか?
一律の時間は決めていません。1問の短い時間から始め、様子を見て調整してください。集中できた時間の長さを、能力の評価には結びつけません。
5歳でも、年少の教材を使ってよいですか?
はい。分かりやすい問題を楽しんだり、別の見方で考えたりできます。学年は入り口の目安です。興味と取り組む様子に合わせて選びましょう。
受験のためには、これだけで十分ですか?
まなびは小学校受験専門教材ではありません。数や図形などの基礎と、学校が求める選考内容は分けて考えてください。実体験や集団活動、面接などを含む準備全体をカバーするものではありません。
文部科学省 幼稚園の教育内容等・幼稚園教育要領(平成29年告示)を参照。遊びを通して学ぶ考え方と、ひとりひとりの違いを大切にする姿勢を踏まえています。
家庭での声かけ、手順、教材比較はまなび編集の実践例です。国が推奨する学習時間・課題や、入試の必須事項を示すものではありません。