長い学習時間より、「考えてみた」「できた」を一緒に楽しむ時間を。身近な遊びから始め、量も内容もお子さまに合わせて調整しましょう。
最初は「1問・数分」からで大丈夫。
年少の家庭学習は、長く机に向かうことから始める必要はありません。まずは保護者と一緒に、ものを数える、形を見つける、絵本の場面を話すなど、身近な遊びを一つ選んでみましょう。
下の5分は、始め方の一例です。集中できる時間には個人差があるので、1問で終わる日があっても大丈夫。疲れや嫌がる様子が見えたら、途中でおしまいにしましょう。
1分:今日の1問を選ぶ
落ち着ける場所で、「どれをやってみたい?」と一緒に選びます。
3分:読んで、考えて、試す
保護者が問題文を読みます。答えを急がせず、指で数えたり、操作したりする時間を待ちます。
1分:見つけたことを言葉にする
「2個って気づいたね」「端をそろえたね」と、試した行動を具体的に伝えて終わります。
何をする? 日常とつながる3つの入り口。
| まなび | 画面・紙で | 暮らしの中で |
|---|---|---|
| 数・量 | 2個ある絵を選ぶ | 家族の人数分のスプーンを並べる |
| 比較 | 長いものを見つける | 2本のひもを端からそろえる |
| 分類 | 同じ仲間を集める | 片づけで、おもちゃを使い道ごとに分ける |
分からないときは、絵から実物に戻してみるのも一つの方法です。「数が苦手」と決めつけず、見せ方や声かけを変えて試しましょう。
声かけは、正解より「したこと」に。
「早く答えて」よりも、「どこを見たの?」。結果だけを褒めるよりも、よく見たこと、数え直したこと、別の方法を試したことを伝えてみましょう。
「指で、ひとつずつ触ってみようか」
答えを言わず、試し方を示す声かけ。「どこをそろえると、分かりそう?」
見比べるための手がかりを探す。「そう思ったのは、どうして?」
選んだ理由を、否定せずに聞く。「もう一度見て、気づいたね」
できた行動を具体的に伝える。続かないときは、量を減らしてみる。
毎日決まった量を終わらせることが、親子の負担になる場合もあります。1問に減らす、休日だけにする、別の遊びに置き換えるなど、取り組み方を調整しましょう。
今日はできない、もひとつのサイン。
眠い、お腹が空いている、園で疲れた。学習への気持ちは、その日の状態にも左右されます。できなかった分を翌日に増やすより、楽しく始められるタイミングを探してみてください。
アプリを終えたら、実物で数える、外で形を探す、絵本を読む。いろいろな経験を組み合わせて、学びを暮らしへつなげましょう。
文部科学省 「幼稚園の教育内容等」・幼稚園教育要領(平成29年告示)を参照しています。遊びや生活を通して学ぶ考え方を踏まえ、家庭での実践例は年少まなびが作成しました。学習時間の例や教材比較は、国の指導基準を示すものではありません。